屋外広告とは?全12種類とメリットを解説
屋外広告とは
店舗運営をしていると、「新規客の呼び込みがなかなか上手くいかない」「店舗をもっと知ってもらいたい」という悩みに直面することもあるかと思います。そんな時には、不特定多数に向けて、自店のアピールが行える屋外広告の活用がおすすめです。本記事では屋外広告の概要や種類、屋外広告のメリットについて解説します。
屋外広告の定義
「屋外広告」とは、常時あるいは一定期間、街中に掲示される広告媒体の総称を意味します。屋外を通行する歩行者や車に乗車している人など、不特定多数を対象に訴求ができる点が特長で、古くから根強い人気のある宣伝手法です。
屋外広告物法の第2条第1項において屋外広告は、「常時または一定の期間継続して屋外で公衆に表示されるもの」「看板、立看板、はり紙及びはり札ならびに広告塔、広告版、建物その他の広告物等に掲出される、または表示されたものならびにこれらに類するもの」と定義されています。
屋外広告の条例
屋外広告は、各都道府県、政令市および中核市が定めた「屋外広告物法」に則って設置する必要があります。条例によって定められている広告内容の範囲や、表示・設置は管轄エリアによって異なるため、屋外広告の掲示前に必ず掲示先の条例を確認して、届出を出しましょう。一般的に禁止区域への出稿や通行の妨げとなるもの、また公序良俗に反する広告は、条例違反に該当します。
屋外広告の全12種類
一口に屋外広告といってもその種類は非常に多岐に渡ります。ここでは、屋外広告の中でも代表的な12種の広告について紹介します。
屋上広告(広告塔・広告板)
「屋上広告」はその名の通り、建物の屋上を利用し設置する屋外看板を指します。看板を目に留めてもらうため大型の看板を使用することから、看板周辺の方にはもちろんの事、遠方の方にもインパクトを与えられます。電車の沿線や高速道路の沿道に設置されていることが多いもので、誰もが一度は目にしたことがあるはずです。最大4方向に向かってアピールできるところも魅力のひとつです。
壁面広告
「壁面看板」とは、ビルをはじめとした建物の壁面に貼り付けて設置する広告看板です。設置スペースがない場合でも壁を有効活用できることがメリットで、昨今ではLEDを使った液晶画面による映像広告が人気を集めています。屋上広告とは違って一方向にしかアピールできません。しかし、外壁と合わせて総合的にデザインできるため、ブランドイメージをわかりやすく伝えられます。
建植看板
「建植看板」とは、地面に建植される看板のことで、基礎を設置して独立させてつくります。建植看板には、高さ15mほどの大型のものから、高さ2mほどの小型なものまでさまざまなサイズが存在し、遠方からも認識されやすいため、店舗の存在をアピールする際に向いています。表示面数が設置場所に合わせて決められるところも魅力のひとつです。自立看板、野立看板、ポール建植看板などがあります。
電柱広告
「電柱広告」は、電力会社あるいは電気通信事業者の電柱に掲示される広告です。 道路沿いに掲示できるため、通行人の目につきやすく、道案内や地域に密着した内容のPRに効果的とされています。
のぼり旗
「のぼり旗」とは、繊維性の縦長の布を棒に括り付けた表示物です。店舗やイベントなどで扱う商品を、近くに訪れた人に宣伝することに向いており、お店の敷地内や私有地であれば設置は自由に行えます。
懸垂幕(広告幕)
「懸垂幕」は、デパートやショッピングセンターなどの商業施設の壁に掲げられる、垂れ幕タイプの屋外広告です。
イベントやバーゲンなどの告知などに使われることが多く、当該施設や近隣地域に関連する広告であれば、宣伝効果がより高まるとされています。ただし、テント生地や布製であるものがほとんどで劣化しやすいため、長期間かけておくには不向きと言えるでしょう。
吊り下げ看板
「吊り下げ看板」とは、天井から吊り下げ固定する広告で、電車や建物内で見かけるケースが多いです。通行人の目線に近いところに表示されるため目に入りやすく、宣伝以外にも案内用として活用することができます。
アーチ
「アーチ」は、ゲート看板とも呼ばれる門の形をした看板広告です。建物や商店街の入り口に設置されるケースが多く、場に華やかな雰囲気を与えられます。そのため、イベントで使われることも少なくありません。
アドバルーン広告
「アドバルーン広告」とは、無人の係留気球や風船を使った宣伝方法です。空高く浮かぶアドバルーンは視認性が高く、遠くの人に場所を知らせる有効な目印になります。また、アドバルーンを目印にして車が現地を目指すこともできるため、郊外や周辺に高層の建物がないショッピングモールなどでは特に高い効果を発揮します。
立看板
「立看板」は、会場や店舗出入り口に設置される看板で、イベント開催時などに期間限定の宣伝として使われることが多い傾向にあります。なお、近年では立看板の規制が強化されているため、設置場所には注意が必要です。
袖看板
「袖看板」とは、ビルや店舗などの建築物から突き出るような形で設置される看板のことです。その名の通り、突き出し看板と呼ばれることもありますが、突き出し看板はいくつかの看板が連なった、比較的大きなものを指します。歩行者に対して表示面が正面に見えるため、歩道上から視認されやすい点がポイントです。支柱に設置されているタイプの袖看板もあります。
置看板
「置看板」は、店舗やビルの入口前の地面に置いて使用する看板です。通行人の目線の高さに近い広告看板であることから、店舗情報や料理の写真、メニュー、金額など、より詳細な情報を掲載するのに適しています。置看板はスタンド看板と呼ばれることもありますが、最大の特徴は移動可能な点にあります。そのため、営業時間外は店舗内に収納できて、通行人の妨げになることもありません。
屋外広告の役割とメリット
ここまで、屋外広告の概要や種類について説明してきました。では、屋外広告を掲載することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここからは屋外広告の具体的な役割とメリットについて見ていきましょう。
何度も見ることで認知度を高める
紙媒体の広告宣伝方法として最も有名な「チラシ」などの宣伝効果は一過性である一方、24時間人目に晒される屋外広告は宣伝効果の持続性が非常に高いことで知られています。特に、掲示した広告がターゲット層の通勤や通行エリアにある場合、道を通るたびに目にすることから、反復効果によって広告の印象が残りやすくなります。
企業や団体のイメージアップ
屋外広告は、誰の目にも触れるものであるため、販売促進効果に加えてブランディングの効果も絶大です。実際に、株式会社ICAが行った屋外ビジョンの印象調査によると、
「屋外ビジョンに流れる企業は信頼できる」と回答した人は全体の6割以上にも登りました。広告の「先」を考えている企業や団体にとっては、非常に有効な宣伝手法であるといえるでしょう。
種類によって料金を選べる
屋外広告の料金は、種類や掲載場所、掲載期間によってさまざまです。予算や目的、ターゲットにあわせて適切な広告を選べますし、掲載期間も自由に決められます。また、安いものだと数万円から作成・利用できるため、コストを抑えながら宣伝ができる点も屋外広告ならではのメリットです。
広告の効果についてはこちらの記事に詳しくまとめてありますので、参考にしてみて下さい。
関連記事:広告効果の測定方法と効果が出ないときに見直すべきポイント
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街中を駆け抜けるアドトラックも屋外広告のひとつです。アドトラックは、多くの人が行き交う繁華街を走るため注目されやすく、走行ルートが決まっていることからターゲットに何度も広告内容を訴求することが可能です。また、トラックを特徴的な装飾にすることもできるため、単調な広告と比べ、より高い宣伝効果を期待できます。
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アドトラックについてもう少し詳しく知りたい方はこちらを御覧ください。