LEDビジョンで広告を出稿する方法|費用・メリット・注意点を比較して紹介
近年「LEDビジョン」を利用して広告を出稿する企業が増えています。
LEDビジョンを活用した広告は「屋外でも鮮明に見える」「動画などで幅広い表現が可能」などといったメリットがあります。
LEDビジョンでの広告出稿を検討する方の中には、「広告を出稿するにはどんな方法がある?」「費用はどのくらいかかる?」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
この記事ではLEDビジョンで広告を出稿する2つの方法を紹介します。
それぞれのメリット、デメリット、費用目安も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、LEDビジョンの仕組みや効果についての詳細は、下記の関連記事をご覧ください。
LEDビジョンに広告を出稿する2つの方法
LEDビジョンに広告を出稿する方法を大きく分けると、自社でLEDビジョンを購入する方法と、他社のLEDビジョンを利用する方法に分けられます。
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自社でLEDビジョンを購入する方法 |
他社のLEDビジョンを利用する方法 |
具体例 |
LEDビジョンを購入し、自社が所有する建物や店舗に設置する |
街頭ビジョンや駅広告など、すでに設置されているLEDビジョンに広告を出稿する |
メリット |
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デメリット |
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前者の「自社でLEDビジョンを購入する方法」は、自社でLEDビジョンを購入後、所有する建物や店舗・土地などに設置して広告を配信する仕組みです。
自社の広告だけを表示できるため、より強い印象を与えることができます。
後者の「他社のLEDビジョンを利用する方法」は、街頭ビジョンや駅広告、ストリートビジョンなど、すでに設置されているLEDビジョンに広告を出稿する仕組みです。
すでに設置済みのLEDビジョンに広告を出稿するのであれば、表示回数や表示期間を予算に合わせて依頼できるため、多くの人に見てもらえる場所に広告を表示できます。
両者にはそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらを選択するかは広告出稿の目的やターゲット層、予算などを考慮して決定します。
自社でLEDビジョンを購入する場合のメリット・デメリット・費用目安
ここでは、自社でLEDビジョンを購入・設置する場合のメリットやデメリット、費用の目安を詳しく紹介します。
他社のLEDビジョンの利用を検討している方は、「他社のLEDビジョンを利用する場合のメリット・デメリット・費用目安」にスキップしてご覧ください。
自社でLEDビジョンを購入するメリット
自社でLEDビジョンを購入するメリットは下記のとおりです。
- 自社の広告だけを表示できる
- 運用費が安い
自社の広告だけを表示できる
自社でLEDビジョンを購入し設置すれば、自社の広告だけを表示することができます。
繰り返し自社のブランドや製品を表示させることで、ブランドの認知度が高まり、視聴者に強いインパクトを与えられるでしょう。
また広告内容も自由に変更しやすく、「日曜日はファミリー層向け」「平日の夜はサラリーマン向け」など、曜日や時間帯に応じて変化する視聴者に合わせて、広告をカスタマイズできます。
運用費が安い
運用費が安いことも、自社でLEDビジョンを購入・運用するメリットです。
電飾を使って昼夜目立つ看板を設置しようと思うと、運用費として大部分を占めるのが電気代でしょう。
しかしLEDビジョンは消費電力が少なく、同じサイズの電飾看板と比較して6分の1程度にまで電気代を抑えられます。
またLEDビジョンは部分的な部品の交換ができるため、破損した時の修繕費用が抑えられることも、運用費が安い理由の一つです。
自社でLEDビジョンを購入するデメリットと注意点
自社でLEDビジョンを購入するデメリット・注意点は下記のとおりです。
- 導入費用が高い
- 設置場所を変更しにくい
導入費用が高い
自社でLEDビジョンを購入するデメリットとして、導入費用が高いことが挙げられます。
LEDビジョンは高度なディスプレイ技術を使用しており、サイズや機能解像度にもよりますが、購入するには多額の費用がかかります。
またディスプレイ費用だけでなく、LEDビジョンを設置するには周辺機器の費用や、工事費用、コンテンツ制作費用も必要です。
設置場所を変更しにくい
設置場所を変更しにくいことも、自社でLEDビジョンを購入するデメリットです。
大型のLEDビジョンは重い機器のため、取り付け工事の際にしっかりと固定されており、一度設置した場所からの移動や変更が難しい傾向にあります。
どうしても設置場所を変更したい場合は、撤去作業や解体作業が伴うため、費用と時間が必要です。
また建物に取り付けている場合は、建物の修繕費用が発生するケースも考えられます。
自社でLEDビジョンを購入する場合の費用目安
自社でLEDビジョンを購入する際の費用目安を下記表にまとめました。
項目 |
料金 |
屋外型LEDビジョン |
27万円/㎡〜 |
設置工事費 |
壁掛け・天吊りなど設置場所によって異なる |
STB機器 |
2万5,000円〜25万円 |
コンテンツ制作費 |
静止画:数万円〜 動画:10万円〜 |
運用費 |
電気代:2,000円/月〜 |
屋外型LEDビジョンの購入費用は、使われているLEDの数や性能、素材によって大きな差があります。
たとえば1㎡あたり30万円のLEDビジョンを縦2m×横3mで設置する場合、180万円かかります。
またLEDビジョンを導入するには、コンテンツをコントロールする機器であるSTBという機器も必要です。
STBの価格は性能により大きく異なりますが、2万5,000円〜25万円程度で購入できます。
このように自社でLEDビジョンを設置するには高額な導入費用が必要です。
一方、電気代やコンテンツの管理を行うソフトウェアであるCMS代などの運用費は、毎月1万6,000円からと、比較的安い費用で抑えられるため、一度導入すれば比較的低コストで運用できます。
他社のLEDビジョンを利用する場合のメリット・デメリット・費用目安
自社でLEDビジョンを購入するには高額な初期費用や時間がかかるため、導入のハードルが高いと感じる企業も少なくないでしょう。
ここからは、他社のLEDビジョンを利用し、広告を出稿するメリットやデメリット、費用の目安を紹介します。
他社のLEDビジョンを利用するメリット
他社のLEDビジョンを利用し、広告を出稿するメリットは下記のとおりです。
- 工事や設置作業が不要
- 費用が明確である
- ターゲットや目的に合わせて場所を変更できる
工事や設置作業が不要
他社のLEDビジョンに広告を出稿するメリットとして、工事や設置作業が不要なことが挙げられます。
LEDビジョンをビルに取り付けたり、吊り下げたりする場合、設置作業に時間がかかります。
一方、他社が設置しているLEDビジョンを利用するのであれば、申し込み後すぐに広告の表示が可能です。
また設置工事費がかからないため、初期費用も抑えられます。
費用が明確である
かかる費用が明確であることも、他社のLEDビジョンを利用するメリットです。
一般的に他社のLEDビジョンに広告を出稿する場合、場所、出稿期間、表示回数などによって利用料金が明確に決められています。
予想外の追加費用の発生が少ないため、利用費用が予想しやすいでしょう。
また料金の比較がしやすいため、最適な条件や予算に合わせて業者を決定できます。
ターゲットや目的に合わせて場所を変更できる
他社のLEDビジョンを利用するメリットに、ターゲットや目的に合わせて出稿場所を変更できることもあります。
他社のLEDビジョンでの広告の出稿は、短期間から行えます。業者によっては1日から可能な場合も。
そのため広告の目的や季節のイベント、キャンペーンなどに合わせて広告出稿場所や期間を変更できます。
たとえばビール会社の広告の場合、「冬は会社員に向けて繁華街に広告を出す」「夏はファミリー層に向けて海岸付近に広告を出す」などで、より効果的なマーケティングを行えるでしょう。
他社のLEDビジョンを利用するデメリット・注意点
一方で他社のLEDビジョンに広告を出稿するデメリットや注意点もあります。
- 複数の企業広告が交代で流れる場合印象が薄まることもある
- 場所や時間帯によってコストが高額になる
複数の企業広告が交代で流れる場合印象が薄まることもある
他社のLEDビジョンに広告を出稿する場合、テレビCMのように複数の企業広告が同じLEDビジョンで配信されるケースが多く見られます。
短い時間で複数の広告が流れると各広告の印象が薄れ、視聴者の記憶に残りにくくなる可能性があるため、インパクトを重視する企業には不向きといえるでしょう。
広告の印象が薄まることを防ぐために、独自性や目立ちやすさを持たせた広告の制作や、表示場所・時間の戦略を検討することが重要です。
場所や時間帯によって費用が高額になる
場所や時間帯によって費用が高額になることも、他社のLEDビジョンを利用するデメリットです。
通行量の多い立地や観光スポット、人気の商業施設など、人が多く集まる場所では出稿費用が高い傾向にあります。
また同じ場所のLEDビジョンでも、交通量の多いラッシュアワーや週末のショッピングセンターなどは、広告出稿料金が高騰することもあります。
他社のLEDビジョンに広告を出稿する際には、場所や時間帯による料金の変動に注意が必要です。
他社のLEDビジョンを利用する場合の費用目安
他社のLEDビジョンに広告を出稿する費用は「広告の秒数」や「出稿期間」「LEDビジョンが設置される場所」「業者」などによって大きく異なります。
ここでは愛知県内のLEDビジョンに7日間広告を出稿する場合の費用例を紹介します。
名称 |
Hisaya Central Vision |
SAKAE YG VISION |
NISHIKI ICAビジョン |
場所 |
名古屋市中区錦3丁目16-10 |
名古屋市中区栄3丁目13-1 |
名古屋市中区錦3丁目11-26 |
画面サイズ |
縦5.76m×横4.8m |
縦3.2m×横5.76m |
縦3.2m×横4.0m |
秒数/回 |
15秒 |
15秒 |
不明 |
放映回数/時間 |
12回 |
4回 |
4回 |
放映期間 |
7日間 |
7日間 |
7日間 |
広告料金 |
18万円 |
23万円 |
17万円 |
※2023年7月現在の価格
※消費税別途
参考:全国のデジタルサイネージ広告検索情報サイト AD BANK│アドバンク
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LEDビジョンの設置事例
ここまでLEDビジョンで広告を出稿する方法について説明しましたが、実際にLEDビジョンはどのような場所に設置されているのでしょうか。
屋外型LEDビジョンの設置事例をまとめました。
- ビルや店舗の外壁
- 野立て看板
- イベント会場
- 駅・バス停・空港
- 商業施設
- アドトラック
上記のようにLEDビジョンはさまざまな場所に設置されています。
なかでも「とにかくインパクトのある広告を出したい」という場合はアドトラックがおすすめです。
アドトラックとは、トラックの側面や背後に広告を表示し移動する車両のことです。
通行人や信号待ちをしている人、車を運転している人に広告を見てもらえます。
下記はLEDビジョンを搭載したアドトラックで店舗PR映像を流している事例です。
このようにLEDビジョンを利用したアドトラックは目立ちます。
多くの人の目に留まるため、ブランド認知を拡大させる、話題性を高める効果が期待できるでしょう。
LEDビジョン広告の出稿方法は特徴や費用を考慮して選ぶべき
この記事では、LEDビジョンで広告を出稿する2つの方法について、メリットやデメリット、費用目安を紹介しました。
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自社でLEDビジョンを購入する方法 |
他社のLEDビジョンを利用する方法 |
具体例 |
LEDビジョンを購入し、自社が所有する建物や店舗に設置する |
街頭ビジョンや駅広告など、すでに設置されているLEDビジョンに広告を出稿する |
メリット |
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デメリット |
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LEDビジョンで広告を出稿する方法は、それぞれの特徴や費用、広告出稿の目的、ターゲット層などを考慮して決定しましょう。
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