看板広告7種類をまとめて紹介!看板の効果とメリット、設置時の注意点について
看板広告はOOH(Out of Home、屋外広告)の1つ。建物の屋上や壁、柱などに掲示する広告を指します。
看板広告は、特定エリアを行き交う不特定多数の人をターゲットに展開し、自然な形でメッセージを訴求できる広告手法です。
この記事では、街中でよく見かける看板広告7種類を紹介します。
看板広告の効果やメリット、注意点についても解説しますので、広告手法を検討している方はぜひご覧ください。
街中によくある看板広告の種類
看板広告は、実際にそのエリアで生活・行動している人々をターゲットとした広告手法。エリアを限定して認知拡大や周知を図りたいときに有効な広告媒体です。
看板の形状やサイズはさまざまですが、次の7種類が代表的です。
- 屋上看板
- 壁面看板
- 突き出し看板(袖看板)
- 野立て看板(建植看板)
- 電柱看板
- 駅看板
- スタンド看板(自立看板)
屋上看板
ビルやマンションなど建物の屋上に設置される看板広告です。
鉄道の沿線、高速道路沿い、交通量の多い交差点付近でよく見かけます。
- 遠くからでも目立つ
- インパクトが大きい
複雑なメッセージの発信には不向きな反面、目立つため広告効果が高い看板広告です。企業がブランドや主力商品の認知拡大に使っているケースが多いでしょう。
広告費用は月数万〜数百万円と設置場所によって幅があります。また看板制作費や設置工事費などで、ほかの看板広告よりも初期費用がかかります。
壁面看板
建物の壁面に設置する看板広告です。近年はLEDビジョンを使ったデジタルサイネージ(電子看板)もよく見かけます。
- スペースがなくても設置できる
- デジタルサイネージなら映像広告も使用できる
壁面看板はサイズや設置場所の選択肢が広く、ブランドの認知拡大からイベント告知まで、目的と発信したい情報量に合わせた使い方ができます。
広告費用は月数万〜数百万円と場所によりけりですが、設置にかかる初期費用は屋上看板より安めです。
突き出し看板(袖看板)
建物の壁面から広告板が突き出している看板広告です。その建物に入っている企業や店舗が、目印として出しているケースが多いでしょう。
- 歩行者の目に入りやすい
- 店舗の存在を認知してもらいやすい
突き出し看板は、店舗のロゴや企業名を載せただけのシンプルなものが主流。
デザイン・制作・設置工事費まで含めて、小型なら10万〜20万円、大型なら30万〜40万円が費用の目安です。
野立て看板(建植看板)
土地に支柱を立てて設置する自立式の看板です。店舗の駐車場や、線路・道路沿いの空き地などでよく見かけます。
- 運転中のドライバーにも認知されやすい
- 店舗までの誘導や道案内に使用できる
支柱を土に打ち込むだけの簡易的な看板であれば数万円で設置できますし、長期間の活用を前提に基礎から作るとなると数百万円かかるケースも。
また国道沿いにあるような既存の広告板へ掲載する場合、地方なら月数万円〜で利用できるところもあります。
電柱看板
電柱に設置する看板広告です。電柱から広告板が突き出しているタイプと、電柱に巻き付いているタイプがあります。
- 歩行者に認知されやすい
- 店舗までの誘導や道案内に使いやすい
電柱看板は、そのエリアを徒歩や自転車で通る人へのPRに効果を発揮しやすい手法です。
看板製作や取付で2〜3万円程度、広告費用も月数千円〜1万円程度と安く、また一定間隔で設置できるため、近隣店舗が道案内でよく利用します。
駅看板
駅構内やホームの広告板に掲載する手法です。毎日の通勤や通学でその駅を利用する不特定多数の人へ広告を展開します。
- ターゲットへ繰り返し訴求できる
- さまざまな広告サイズが選べる
駅看板には大小さまざまなサイズがあり、広告費用はB2のポスターサイズなら7日間で数千円〜2万円程度、構内の壁一面を使うような大型ポスターは100万円前後です。
新商品やイベントの告知から駅周辺施設の認知拡大など幅広い用途で利用されています。
スタンド看板(自立看板)
店舗の入り口付近に置く、移動式の小型の看板広告です。手書きボードタイプのほか、近年はデジタルサイネージも増えています。
- 歩行者の目に入りやすい
- 掲載内容を自由に変更できる
看板の前に立った利用者へ向けた広告のため、メニューやサービス内容など、ほかの看板広告では表示が難しい細かな情報も掲載できます。
手書きボードタイプなら1万円前後で購入でき、設置工事も必要ないため、気軽に利用できる看板広告です。
看板広告の効果
「同じ場所」で「半年〜1年以上の長期間」に渡って掲載されることが多い看板広告には、次のような効果が期待できます。
- メモリーインプット効果
- 単純接触効果
- 衝動的な来店や購買を促す効果
メモリーインプット効果
メモリーインプット効果とは、対象物を何度も目にするうちに、とくに興味がなくても自然と対象物を記憶してしまう刷り込み効果のこと。
野立て看板や電柱看板などでよく利用されます。
メモリーインプット効果は、3回以上同じものを目にすると発生しやすくなります。よって狙ったエリアで認知を向上させたいなら、3つ以上の看板設置が効果的です。
単純接触効果
単純接触効果とは、繰り返し同じ看板を見るうちに、潜在的に好感をもってしまう効果です。ザイアンス効果とも呼ばれます。
例えば、よく看板を目にしていたお店は、初回でも入りやすく感じる心境などが単純接触効果といえるでしょう。
同エリアで長く看板を出すと近隣住民の単純接触効果が高まり、いざニーズが生じたときに「あのお店を利用してみよう」と思ってもらいやすくなります。
衝動的な来店や購買を促す効果
看板広告は、初めて目にする人に対しても衝動的な来店や購買を促す効果があります。
人は、ニーズが高まっている状態で、そのニーズに合致する情報を目にすると、衝動的に「これは良いものだ」と判断しやすくなります。
目当てのカフェが満席で入れなかったとき、ちょうど同じ価格帯でメニューを出しているカフェを見つけたら「とりあえず入ろう」となりますよね。
小さな看板広告であっても、誰かの目に入るところに設置することで、地道な集客につながるのです。
広告の効果についてはこちらの記事に詳しくまとめてありますので、参考にしてみて下さい。
関連記事:広告効果の測定方法と効果が出ないときに見直すべきポイント
看板広告のメリット
多種多様な広告手法があるなかで、看板広告を利用するメリットはどこにあるのでしょうか?
看板広告のメリットは、大きく次の2つがあげられます
- 地域密着型のPRができる
- 安価で掲載できる広告もある
地域密着型のPRができる
看板広告の強みは、地域密着型のPRができる点です。
エリアターゲティングはネット広告でも可能ですが、あくまでSNSやサイト利用者に限られます。
一方、看板広告がターゲットにするのは、実際にそのエリアで生活・行動している不特定多数の人々です。ネット利用の有無は関係ありません。
リアルな日常のなかで多くのターゲットへ繰り返し接触できる点は、看板広告ならではのメリットといえるでしょう。
安価で掲載できる広告もある
看板広告のうち、次のものは安価で掲載できます。
- スタンド看板:無料〜
- 電柱広告:毎月2、3,000円程度〜
- 駅広告のポスター:7日間で1,600円〜
- 野立ち看板:毎月2、3万円〜
掲載エリアや看板のサイズによって差はありますが、予算と目的に合わせて幅広く選択できる点も看板広告のメリットです。
看板広告の注意点
特定エリアへの広告効果が高い反面、看板広告には次のような注意点もあります。
- 法令に則って設置する必要がある
- 看板の掲載費用とは別に制作費・施工費がかかる
- 設置場所が外れると効果が薄い
- 定期的なメンテナンスが必要
法令に則って設置する必要がある
看板広告は、看板広告物法および各都道府県が制定している屋外広告物条例を遵守する必要があります。
看板広告は公衆の目に触れるものであるため、街の景観や風紀を乱したり、地域の人々に危険を及ぼしたりするようなデザインは認められません。
さらに、看板の種類によっては建築基準法や道路法も絡んできます。
看板広告を設置するまでには、さまざまな許可申請が必要なのです。
こちらの記事はアドトラックに関するものですが、広告が守るべき最低限のルールについて触れていますのでぜひご覧ください。
関連記事:「アドトラック運行に守らなければならない3つの規制やルール」
看板の掲載費用とは別に制作費・施工費がかかる
看板広告には、掲載費用とは別にデザイン・制作費と施工費(取付工事)費用がかかります。
看板の材質や使用する素材によって価格はまちまちですが、大型の看板になるほど高額になります。
また、デザイン変更ごとに作り直しが必要です。
設置場所が外れると効果が薄い
看板広告は、狙ったターゲット層の日々の動線上に設置しないと十分な効果を得られません。
人通りや車通り、周辺施設の利用者層などを設置前にリサーチする必要があります。
また不特定多数へ向けた広告であるため、効果測定が難しい点もデメリットです。
定期的なメンテナンスが必要
看板広告の多くは屋外に設置するため、経年劣化にも注意が必要です。
色あせや錆が目立つ看板ではネガティブな印象を与えかねません。
雨風や雪、日照条件にもよりますが、表示面の寿命は5年程度といわれます。
長期での掲載を予定するなら、メンテナンスや交換にかかる費用まで考慮して予算を組みましょう。
特定エリアに絞って効果的なPRをしたいならアドトラックもおすすめ
特定エリアの不特定多数へ向けたPRを得意とする看板広告には、次のような特徴があります。
- さまざまなサイズや形状、設置場所が選べる
- 特定エリアの人々に自然な形で訴求できる
看板広告は地域に根ざした中小企業や店舗、病院などに向いている広告手法です。
ただし、看板広告の多くは効果が出るまでに時間がかかります。期間限定のキャンペーンやイベント、また店舗のニューオープンの告知などは、やや不向きといえるでしょう。
特定エリアに向けて即効性のある広告を打ちたいなら、ウエストポイントのLEDビジョンを搭載したアドトラックをご検討ください。
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- 動画でインパクトの大きい広告を打てる
- データさえあれば即日運行が可能
- 一日限定のPRもできる
これまでさまざまな企業様に導入いただいています。
アドトラック導入までの流れは以下のとおりです。
- 打ち合わせ
- 見積書の提出
- 運行時間やルートの決定
- 広告素材の入稿
- 運行開始
ご相談は無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。